2020年4月 - 2023年3月
船道郷士文書を基軸とした近江国堅田地域史料の再構築と通時代的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究では研究目的の達成に向け、①船道郷士居初家文書および堅田地域伝来の史料の調査を通じた目録等の研究資源化、②史料の生成・伝来過程に関する分析に基づいて中・近世琵琶湖辺地域社会の様相を明らかにすることを課題としている。2021年度においては、居初家文書および関連史料の調査を重点的に進めた。概要は次のとおりである。
(1)各機関分蔵の居初家文書のうち、2021年度に積み残しの撮影未完了分を撮影し、全体の仮目録を作成した。あわせて、琵琶湖博物館所蔵分の内容分析を開始した。(2)関連する堅田地域史料調査として、本福寺文書(令和3年度末段階で約4,000点)、馬場家文書(1,000点以上)を重点的に調査し、3割程度の写真撮影を完了した。また、あわせて保全作業を行った。(3)令和3年度に実施した船道仲間「留帳」解読分(寛政12年〔1800〕~慶応4年〔1868〕間の18冊分)、大津百艘船との争論記録、村方争論史料と、「本堅田村諸色留帳」(堅田藩大庄屋記録)の比較検討を開始した。
(1)各機関分蔵の居初家文書のうち、2021年度に積み残しの撮影未完了分を撮影し、全体の仮目録を作成した。あわせて、琵琶湖博物館所蔵分の内容分析を開始した。(2)関連する堅田地域史料調査として、本福寺文書(令和3年度末段階で約4,000点)、馬場家文書(1,000点以上)を重点的に調査し、3割程度の写真撮影を完了した。また、あわせて保全作業を行った。(3)令和3年度に実施した船道仲間「留帳」解読分(寛政12年〔1800〕~慶応4年〔1868〕間の18冊分)、大津百艘船との争論記録、村方争論史料と、「本堅田村諸色留帳」(堅田藩大庄屋記録)の比較検討を開始した。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K13188
- 体系的課題番号 : JP20K13188