MISC

2020年12月

生活習慣病と認知症コホート研究 NILS-LSA研究からみた認知症予防

月刊メディカル・サイエンス・ダイジェスト
  • 大塚礼
  • ,
  • 西田裕紀子

46
14
開始ページ
858
終了ページ
861
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)ニュー・サイエンス社

「国立長寿医療研究センター・老化に関する長期縦断疫学研究(NILS-LSA)」では、1997年以降、地域から無作為に抽出した中高年者を対象に縦断調査を行い、認知機能を含む老化・老年病予防に関する学際的データを蓄積している。NILS-LSAは施設型調査であるため、対象者の特性として認知機能が比較的高いことが挙げられる。しかし、長期的な観察では、加齢とともに認知機能は低下する傾向を認めるため、NILS-LSAは通常加齢あるいは認知症発症前の認知機能低下を捉えることが可能なコホートと位置付けることができる。これまでに、一般住民における認知機能維持に関連する要因を、医学・運動学・心理学・社会学的側面から多彩に検討し、明らかにしてきた。本稿では、これらの知見と、NILS-LSAの認知症予防研究の今後の展開について紹介する。(著者抄録)

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202002258459005328
ID情報
  • ISSN : 1347-4340
  • 医中誌Web ID : 2021099927
  • J-Global ID : 202002258459005328

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