ウランの還元と析出反応の関係
日本化学会第97春季年会(2017)
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2017年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 横浜
- 国・地域
- 日本
pH4におけるU(VI)からU(V)への還元反応に伴い電極表面に形成するU(IV)析出物を電気化学水晶振動マイクロバランスにより測定した。6価から4価への電解還元の電気量と析出量の関係から、反応は析出開始後2段階で進行し、一段階目ではウラン水酸化物(U(OH)$_{4}$)、二段階目ではウラン酸化物(UO$_{2}$)が析出していることが分かった。以上より、この析出反応は、中間体として水酸化物が形成し脱水により酸化物へ状態変化する機構が示唆される。