2007年3月
日本原子力研究開発機構における高減容処理施設の試運転
Journal of Nuclear Science and Technology
- 巻
- 44
- 号
- 3
- 開始ページ
- 441
- 終了ページ
- 447
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/jnst.44.441
日本原子力研究開発機構は、低レベル放射性固体廃棄物を溶融,高圧圧縮処理等によって減容,均一,安定化できる高減容処理施設を建設整備した。本施設の運転によって、処分に適した廃棄体を作製できるだけでなく、現在貯蔵している廃棄物も減らすことができる。本施設は、大型廃棄物の解体設備を有する解体分別保管棟と、溶融設備,高圧圧縮設備を有する減容処理棟からなる。解体分別保管棟の解体設備は1999年7月に供用を開始した。これまでの処理廃棄物は750m$^{3}$に達し、減容比は1.7-3.7であった。減容処理棟では、2003年2月より作業者の訓練や溶融処理における廃棄物均一化条件把握を目的とするコールド運転を実施している。2005年度より減容処理棟の前処理設備において実廃棄物を用いた運転を一部開始した。
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- DOI : 10.3327/jnst.44.441
- ISSN : 0022-3131