基本情報

所属
熊本大学 血液・膠原病・感染症内科 学術研究員
学位
医学博士(熊本大学)

研究者番号
10334278
J-GLOBAL ID
200901053165292272
researchmap会員ID
1000367529

1. 熊本大学大学院(1987年〜1991年)では病巣指向性superoxide dismutase(SOD)誘導体による虚血再灌流性不整脈モデル動物の実験的治療を行い、本病態への活性酸素の関与を示しました(本研究で学位取得)。また、血管内皮指向性SOD誘導体による自然発症高血圧ラットの実験的治療により、高血圧病態への活性酸素の関与を示しました。

2. Stanford大学(1994年〜1998年)ではマルチカラー・フローサイトメトリー(MFC)技術を習得し、以後一貫して臨床との共同研究でMFCを使用した問題解決型の臨床研究を行いました。放射線科との共同研究で放射線療法後のHodgkin病患者の末梢血を解析した結果、胸腺障害によるナイーブT細胞の著しい減少が判明しました。また、BMT programとの共同研究で骨髄移植後にメモリーT細胞が一過性にTh1優位に傾くこと、急性GVHDやCMV diseaseではTh1優位が長期間継続することを見出しました。

3. 東京大学医科学研究所・感染症研究部(1998年〜2001年)では細胞内サイトカイン染色法により、HIV感染者のウイルス特異的T細胞を解析しました。その結果、CMV特異的CD8+T細胞は細胞傷害分子であるperforinを高発現しているのに対し、HIV特異的CD8+T細胞では同分子が欠失し、HIV特異的細胞性免疫が特異的に障害されていることを示しました。

4. 同・細胞プロセッシング(2001年〜2004年)では臍帯血と骨髄の造血幹細胞における骨髄へのホーミング関連分子を解析し、臍帯血由来の造血幹細胞ではこれらの分子の発現レベルが低いことが分かりました。また、臍帯血移植後のCMV特異的T細胞動態を解析し、移植後30日後にはCMV特異的CD4+T細胞が獲得されるものの、CMV抗原血症の発症を阻止できないことが判明しました。

5. 同・FACSコアラボラトリー(2004念〜2009年)では近年HLA不一致移植が増加していることに着目し、ドナーとレシピエントに特異的なHLAをそれぞれ特異的抗HLA抗体で染色してMFCで検出するキメリズム解析/HLA-Flow法を開発しました。同解析法は特許を出願し、リプロセル株式会社で実用化を試みました。

6. 同・病態解析領域(2009年〜2015年)では、新規マーカーによるATL細胞解析/HAS-Flow法を開発しました。同解析法も特許を出願し、今後実用化が期待されています。

7. 九州がんセンター(2015年〜2016年)ではATLに対する樹状細胞療法での病態モニタリングを、福岡大学(2016年〜)ではMGUSとくすぶり型骨髄腫の予後予測について、いずれもMCFによる解析システムの立ち上げを行っています。

学歴

  2

論文

  59

MISC

  13

書籍等出版物

  7

講演・口頭発表等

  19

共同研究・競争的資金等の研究課題

  20

社会貢献活動

  3