2014年4月 - 2017年3月
購買行動評価を導入した損傷限界曲線の応用による青果物損傷予測モデルの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
工業製品の損傷が「故障」といった明確な判断基準を以って定義することが可能である一方で、青果物における損傷の判断基準は曖昧であり、その定義において、「買う」/「買わない」といった消費者の購買行動の要因を加味する余地があると考えられた。そこで本研究では衝撃の印加によって損傷させたリンゴ果実を対象として、消費者が許容する損傷程度が想定販売価格によってどのように変化するのかを調査した。その結果、果実の損傷面積が一定以上の場合、消費者が妥当であると判断する販売想定価格も一定となり、必ずしも大幅に低下する訳ではないことが明らかとなった。この結果は、緩衝包装および販売価格設定の最適化に貢献できる。
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- 課題番号 : 26850160
- 体系的課題番号 : JP26850160
この研究課題の成果一覧
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論文
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Journal of Food Quality 2018(*) Article ID: 3572397, 6 pages 2018年11月 査読有り最終著者責任著者
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Food Science and Technology Research 22(4) 485-489 2016年7月 査読有り筆頭著者責任著者