共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2024年3月

食餌由来ステロイドの腸内細菌異化代謝でステロイドホルモン様分子を産生する

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
20H04109
体系的課題番号
JP20H04109
配分額
(総額)
17,420,000円
(直接経費)
13,400,000円
(間接経費)
4,020,000円

自然薯有効成分ジオスゲニンを食品成分として摂取した場合、消化管微生物がジオスゲニンを異化代謝し、強烈な活性分子へ変換するメカニズムが存在することを支持する学術的根拠が蓄積してきてきた。ジオスゲニンは、ステロイド側鎖にスピロ環を有するステロイドサポゲニンなので、ステロイド異化代謝の法則を紐解くことができれば、動物ステロイド、植物ステロイド、昆虫ステロイドなど無限のステロイドを相手に有用ステロイドを探索できる。本研究では、ジオスゲニン異化代謝菌と代謝物を探索・同定し、食品科学・創薬・医療分野での貢献を目指している。
本年度は、ジオスゲニン試験管内代謝の検討として、ジオスゲニン異化代謝の可能性が示唆されているF. oxysporum Schlechtendal f sp. lini(MAFF305120)をバイオバンクより入手し、LC-MSにてジオスゲニンの異化代謝を検討した。また、ジオスゲニン代謝菌単離のための動物実験として、ICRマウスにジオスゲニン(500 ppm混餌)を8週間投与し、盲腸およ
び大腸内容物、糞便を回収した。回収した試料を液体培地及び寒天培地で培養し、ジオスゲニン代謝菌の単離を検討した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20H04109
ID情報
  • 課題番号 : 20H04109
  • 体系的課題番号 : JP20H04109