論文

査読有り
2017年2月

高レイノルズ数条件におけるショートエルボ内の非定常流動挙動に入口条件が及ぼす影響

Mechanical Engineering Journal (Internet)
  • 小野 綾子
  • ,
  • 田中 正暁
  • ,
  • 小林 順
  • ,
  • 上出 英樹

4
1
開始ページ
16-00217\_1
終了ページ
16-00217\_15
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1299/mej.16-00217
出版者・発行元
一般社団法人 日本機械学会

次世代型ナトリウム炉では、炉容器コンパクト化や建設コスト削減のため、主冷系が2ループになることや曲がりの強いショートエルボが配管の一部に採用される設計である。この場合、ホットレグ配管の直径は約1.27mとなり、その中を9m/sでナトリウムが流れる設計となる。このとき、レイノルズ数は4.7$\times$10$^{7}$に到達する。このような状況下では、ショートエルボ部で発生する圧力変動が加振力となる流力振動の発生が考えられる。本論文では、ショートエルボ内の非定常流動挙動に配管の入口条件が与える影響について研究された。実験では、バッフル板を用いて、エルボの上流の流動条件を設定した。粒子画像計測法により取得した速度ベクトル図より、入口条件は周囲二次流れに影響を与えることや、低周波数の乱れ成分はエルボの下流まで残存することを明らかにした。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1299/mej.16-00217
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005395588
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5058721
ID情報
  • DOI : 10.1299/mej.16-00217
  • ISSN : 2187-9745
  • CiNii Articles ID : 130005395588

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