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2014年12月

チューリップ切り花における花茎の湾曲と下垂が観賞価値に与える影響 : 一般消費者による評価

花き研究所研究報告
  • 望月 寛子
  • ,
  • 渋谷 健市
  • ,
  • 湯本 弘子
  • ,
  • 市村 一雄

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開始ページ
1
終了ページ
8
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
農業技術研究機構花き研究所

チューリップ切り花の花茎の伸長と下垂によって一般消費者の切り花に対する観賞価値がどのように変化するのか'イルデフランス'と'バレリーナ'を用いて検証した。開花2日後の'イルデフランス'では花被の外観の老化は始まっていないにも関わらず,花茎は30°を超えて湾曲し,下垂が認められた。34名の被験者による外観の鮮度評価は低く,44.1%の被験者が花茎の下垂を理由に「廃棄する」と答えた。エテホン5ppmの連続処理によって花茎の伸長が認められなかった'イルデフランス'開花2日目のサンプルでは鮮度評価値は高く保たれ,すべての被験者が「廃棄しない」と判断した。'イルデフランス'と同様にユリ咲きの'バレリーナ'においても30°を超える花茎の湾曲と下垂によって鮮度評価値は低下したが,廃棄率は20.6%であった。一般消費者を対象とした本研究結果より,チューリップ切り花の観賞価値は30°を超える花茎の湾曲と下垂によって早期に損なわれるが,その影響は品種間で異なる可能性が示された。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120005865159
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11651516
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/026220357
URL
http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010891198 本文へのリンクあり
ID情報
  • ISSN : 1347-2917
  • CiNii Articles ID : 120005865159
  • CiNii Books ID : AA11651516

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