模擬ガラス固化材料の2体相関分布関数解析
GLASS MEETING 2020
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- 開催年月日
- 2020年12月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- 日本
ガラス化技術を確立するためには、ガラスに分散したさまざまな物質がどのように存在するかを明らかにすることが重要である。金属を含むさまざまな物質を混合してSiO$_2$-B$_2$O$_3$ガラスを主成分とする模擬ガラス物質を作製した。この模擬ガラス固化材料は、融点直上の600$^{\circ}$Cまで加熱され、放射光高エネルギーX線回折実験を行った。得られたX線回折プロファイルは、2体相関分布関数(PDF)を使用して局所構造を明らかにした。ガラス内のSiO$_2$のネットワーク構造が強いため、析出した微粒子がくさびになり、Si-O結合長が変調していると考えられる。