2014年4月 - 2018年3月
中部山岳域における積雪分布と積雪構造の把握,及び地球温暖化に伴う積雪変化予測
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
世界でも有数の豪雪地帯である中部山岳域を対象に、気象モデルを用いた降積雪の数値シミュレーションと立山黒部アルペンルートにおける積雪観測を行い、これまで把握されていなかった北アルプスの積雪の地理的分布の解明に挑戦した。異なる解像度の気象モデルを用いた数値実験から、北アルプスの積雪分布の解像度依存性を明らかにしたほか、2015/16年冬季に見られた高標高域での少雪の要因解明、標高による積雪の年々変動の違い等を明らかにした。一方、将来の気候変動予測実験の結果の解析から、地球温暖化が進行すると、全国的に冬季積算した積雪は減少するが、北アルプスにおける強い降雪は増加する可能性が高いことが分かった.
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- 課題番号 : 26750111
- 体系的課題番号 : JP26750111