MISC

2012年9月

VOCALOID2「初音ミク」(2007~2011)

早稲田大学IT戦略研究所ケーススタディ
  • 木村誠

24
開始ページ
1
終了ページ
44
記述言語
日本語
掲載種別
記事・総説・解説・論説等(その他)

「初音ミク」はヤマハが開発した音声合成技術VOCALOID2を用いた、クリプトン・フューチャー・メディア社製のCV(キャラクター・ボーカル)シリーズのソフトウェア(2007年8月31日発売)である。キャラクターとしての「初音ミク」は、緑色の長髪のツインテールに、大きなヘッドフォンとヘッドマイクのキャラクターデザインであり、その衣装は、1980年代に大ヒットしたヤマハのデジタルシンセサイザー「DX7」のユーザーインタフェース等の意匠デザインを取り込んでいる。初音ミクがヒットした背景には、視聴者がコメントを書き込める動画配信サイト「ニコニコ動画」の影響が大きい。初音ミクに歌わせた多くの楽曲がニコニコ動画に投稿されて話題を呼び、その派生作品、あるいは多くのオリジナル作品がアップロード・公開されるようになった。本ケースは、初音ミクを中心としたコンテンツのエコシステム(生態系)の発展に焦点を当て、記述したものである(※)。<br />
(※)「VOCALOID」はヤマハ株式会社の登録商標である。「ニコニコ動画」は株式会社ドワンゴの登録商標である。「初音ミク」はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の登録商標である。

リンク情報
URL
https://www.waseda.jp/prj-riim/casestudy/297/

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