2012年3月25日
固有受容性神経筋促通法の骨盤のパターンの中間域での抵抗運動による静止性収縮が手運動野の脳活動に及ぼす影響 : 機能的MRIにおける検討
PNFリサーチ = PNF research : 日本PNF研究会会誌
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- 巻
- 12
- 号
- 1
- 開始ページ
- 39
- 終了ページ
- 45
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本PNF研究会
骨盤の後方下制の中間域での静止性収縮(SCPD)時に遠隔の部位(手)に及ぼす効果に脳活動が関与している可能性があるが、明らかではない。機能的磁気共鳴画(fMRI)を用いSCPDが手の領域に及ぼす効果を検証した。対象は右利き健常成人4名(男性2名、女性2名、平均年齢25.3歳)であった。課題は、ボールを持続的に握る運動、骨盤の後方下制の中間域での静止性収縮(SCPD)を行なう2課題とした。その間の脳活動を3.0T MR装置にて撮像した。測定データはMatlab上の統計処理ソフトウェアSPM8を用いて前処理を行ない、個人解析には統計的手法であるFWE(family wise error)を用いて、MR信号強度が有意水準(p<0.05)の部位を抽出した。全ての対象者においてSCPD手技と手の運動の左感覚運動野(SMC)の賦活でオーバーラップする部位が認められた。SCPD手技により、手の感覚運動野の賦活が認められたことより手の活動に影響する遠隔効果の一つのエビデンスとして呈示できた。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1346-4795
- 医中誌Web ID : 2013248201
- J-Global ID : 201202277083528132
- CiNii Articles ID : 40019817037
- identifiers.cinii_nr_id : 1000080279778