動物の硬組織中$^{90}$Sr測定のためのICP-MSの測定条件最適化
日本分析化学会第69年会
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- 開催年月日
- 2020年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 名古屋(online)
- 国・地域
- 日本
従来の放射能測定法は、緊急時の迅速な測定が困難な点や、大量の試料を短期間に測定できない点が$^{90}$Sr分析の課題である。放射能測定以外の手法として、ICP-MSによる$^{90}$Srの定量が試みられている。土壌や水以外の$^{90}$Srの重要な分析対象として骨等のCaを多く含む高マトリックス試料も挙げられる。本研究では、ICP-MSによる歯や骨といった硬組織の$^{90}$Sr分析への適用性を検討した。検出下限値19Bq/kgで硬組織中$^{90}$Srを定量することが可能であり、実際の硬組織中の$^{90}$Srも定量することができた。