2018年2月
顎下腺管内の肉芽組織を内視鏡下で摘出した1例
日本口腔診断学会雑誌
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- 巻
- 31
- 号
- 1
- 開始ページ
- 21
- 終了ページ
- 24
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.15214/jsodom.31.21
- 出版者・発行元
- (一社)日本口腔診断学会
症例は10歳男児で、食事時の右側顎下部の腫脹を認めた。CTにて右側顎下腺唾石症と診断した。右側口底後方粘膜に自壊部を認めたが、排膿は認めなかった。嘔吐反射が強く口底部の触診は困難であった。右側舌下小丘部からの唾液の流出は認めなかった。CTでは右側顎下腺移行部に56×56×42mmの硬組織像を認めた。臨床所見から、急性化膿性顎下腺炎により口底粘膜から排膿ととともに唾石が排出された後に、自壊部から顎下腺移行部に生じた肉芽組織が導管を閉塞させていると考え、閉塞性顎下腺炎と診断した。抗菌薬による消炎を行い、唾液腺内視鏡による閉塞物の摘出術を計画した。全身麻酔下で内視鏡手術を行った。外来経過観察時の唾液の流出は良好となり、以後、顎下腺の腫脹は生じていない。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.15214/jsodom.31.21
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/130006391783
- Jamas Url
- https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&doc_id=20180226320005&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F130006391783&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
- Jamas Url
- https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&doc_id=20180226320005&url=https%3A%2F%2Fdoi.org%2F10.15214%2Fjsodom.31.21&type=J-STAGE&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00007_2.gif
- ID情報
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- DOI : 10.15214/jsodom.31.21
- ISSN : 0914-9694
- eISSN : 2188-2843
- 医中誌Web ID : 2018201899
- CiNii Articles ID : 130006391783
- identifiers.cinii_nr_id : 9000382658672