杉山慶太

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研究者氏名
杉山慶太
 
スギヤマ ケイタ
URL
http://www.naro.affrc.go.jp/harc/introduction/access.html
所属
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
部署
北海道農業研究センター 作物開発研究領域 園芸作物育種グループ
職名
園芸作物育種グループ長
学位
農学(北海道大学)

プロフィール

専門はスイカとカボチャの育種研究。特に種なしスイカの研究に取り組む。部分不活化花粉を利用した種なし果実の作出、ユウガオ花粉を利用した種なしスイカの作出技術を研究。また、現在は、カボチャの品種開発も行っている。カボチャ品種「ジェジェJ」、「くりひかり」、「TC2A」等を育成。

論文

 
尾形凡生, 大森健太郎, 加島麻衣子, 草島裕也, 濱田和俊, 長谷川耕二郎, 山根信三, 廣瀬拓也, 廣瀬拓也, 杉山慶太
園芸学研究   15(3) 257‐266(J‐STAGE)-266   2016年
軟X線照射花粉の受粉により,供試した'富有','松本早生富有','伊豆','太秋','前川次郎','西条'および'禅寺丸'のカキ7品種すべてにおいて,収穫果実の完全種子がほぼ消失して空洞のしいな状種子となった.軟X線照射花粉を受粉したカキの受精胚珠は,受粉2週間後までは無照射花粉を受粉した胚珠と同様に発達したが,受粉4週間後に著しい胚乳組織の異常と胚の発達停滞が観察された.'西条','禅寺丸','松本早生富有'では,軟X線照射花粉受粉果と無照射花粉受粉果との間に着果率の差はなかったが,'太...
杉山 慶太, 嘉見 大助, 室 崇人, 大谷 卓, 清家 伸康, 並木 小百合
The Horticulture Journal   85(4) 315-321   2016年
<p>本研究では,カボチャ(Cucurbita pepo L.)を用いてヘプタクロル類の吸収性の遺伝様式を明らかにすることを目的とした.ヘプタクロル類に対して極低吸収を示す'Patty Green'と高吸収を示す'豊平 2 号'を用いた.F1 のヘプタクロル類吸収量は正逆交雑とも高吸収側に部分優性遺伝することが示された.また,F2 では極低吸収側と吸収側とに約 1:5 に分離した.ヘプタクロル類の吸収に 2 対の遺伝子が関与している...
室崇人, 嘉見大助, 杉山慶太
園芸学研究   14(3) 305-311 (J-STAGE)-311   2015年
タマネギに含まれるフラボノイド類のケルセチンは,ヒト介入試験により血圧の抑制効果が報告されており,機能性成分として注目されている.そこで,既存の品種よりもケルセチンを高含有することで,消費者に対し付加価値を有する黄色のタマネギ品種を育成した.<br>農研機構において育種素材のケルセチン含量を評価し,選抜素材系統より花粉親系統'OPP-5'と種子親系統'OSP-3'を開発した.'クエルゴールド'は,両系統の交配より得られるタマネギF1品種で2013年に品種登録出願受理さ...
杉山慶太, 嘉見大助, 室崇人
園芸学研究   14(1) 7-15 (J-STAGE)-15   2015年
ユウガオ属品種(ユウガオ:Lagenaria siceraria(Molina)Standl var. hispida,とヒョウタン:L. siceraria var. gourda)の花粉によるスイカの結実率や単為結実した果実の品質を検討した.また,様々なスイカ品種を用いてユウガオ花粉の受粉による結実率と単為結実果実の品質について調査した.さらに,早春期の栽培におけるユウガオ属の雄花の特性についても調査した.様々なユウガオ属品種の花...
Sugiyama Keita, Kami Daisuke, Muro Takato
SCIENTIA HORTICULTURAE   171 1-5   2014年5月   [査読有り]
杉戸智子, 辻博之, 村上則幸, 杉山慶太, 嘉見大助, 建部雅子, 信濃卓郎
農作業研究   49(1) 21-29   2014年3月
短節間カボチャ 'TC2A' の栽培における窒素施肥量と施肥回数(1回の全量基肥もしくは基肥と雄花開花前の2回に分けての分施)について,北海道の水田転換畑での栽培を対象に生育,果実収量および品質の面から解析した.牛ふん麦わら堆肥 1 t/10a を施用した淡色黒ボク土の転換初年度の畑での栽培において,窒素施肥量が 8 kg/10a までは窒素施肥量が多くなるほど果実収量が高くなり,果実乾物率やデンプン含量が高くなることにより果実品質が向上する傾向を示した.窒素施肥量を 12 kg/10a ...
Sugiyama Keita, Kami Daisuke, Muro Takato, Ueno Tohru, Seike Nobuyasu, Otani Takashi
SCIENTIA HORTICULTURAE   161 35-42   2013年9月   [査読有り]
嘉見大助, 菅原保英, 杉戸智子, 杉山慶太
農作業研究   48 57-58   2013年3月
杉山 慶太, 嘉見 大助, 室 崇人
北海道農業研究センター研究報告 = Research bulletin of the National Agricultural Research Center for Hokkaido Region   (198) 59-67   2013年2月
軟X線照射花粉(部分不活化花粉)を利用した種なしスイカを生産するにあたり、昆虫による普通花粉の受粉を防ぐために雌花に袋かけ等を行っている。我々はこの労力を削減するために、雌花が蕾である開花前日に部分不活化花粉を受粉する方法を開発した。これにより昆虫によって後から受粉された普通花粉の授精を妨げることが期待された。そこで、本研究では部分不活化花粉を開花前日に受粉することで、開花日における普通花粉の受粉による種子形成を妨げることが可能かどうか検討した。スイカ果実内の種子の数は、部分不活化花粉を普...
嘉見大助, 村上則幸, 杉戸智子, 杉山慶太, 辻博之
農作業研究   46(2) 69-74   2011年6月
辻博之, 村上則幸, 杉山慶太, 杉戸智子, 嘉見大助, 大下泰生
農作業研究   46(2) 59-67   2011年6月
室 崇人, 嘉見 大助, 杉山 慶太
園芸学研究   10(2) 139-142   2011年4月
タマネギの剥皮加工における歩留まりに関連する球形質を明らかにすることを目的に,様々な形状のタマネギを材料に用いて,実験室規模で剥皮加工試験を行った.計測したタマネギ球の形質問では,球重と調製重および歩留まりと球高は強い正の相関を示したが,剥皮加工に要する作業時間については,重さや大きさに関連する形質と有意な関係はなかった.タマネギ剥皮加工の作業効率を時間あたりの加工量と定義した場合,大きくて重い球の利用によって作業効率は向上すると考えられた.剥皮加工歩留まりと球高との関係について,球重に代...
Kami Daisuke, Muro Takato, Sugiyama Keita
SCIENTIA HORTICULTURAE   127(3) 444-446   2011年1月   [査読有り]
嘉見大助, 木戸重範, 音喜多啓秀, 鈴木卓, 杉山慶太, 鈴木正彦
低温生物工学会誌   56(2) 119-126   2010年10月
The objective of this study is to establish a cryopreservation protocol for shoot apices of Cardamine yezoensis. Cryopreservation was carried out using a vitrification method on shoot apices excised from in vitro cultures. Plant Vitrification Solu...
杉山 慶太, 阿久津 雅子
園芸学研究   9(3) 319-324   2010年7月
スイカの部分不活化花粉を用いた開花前日の午前中の受粉においては結実率が低かったが、午後からの結実率は急激に上昇し、開花当日の受粉と同程度となった。開花前日の午後に部分不活化花粉を受粉して作出した種なし果実は、いずれの受粉時刻でも開花当日に受粉した種なし果実と同程度の果重であり、果形、果皮の厚さ、果肉色、Brix、果肉硬度およびしいなの程度とも対照区とほぼ同程度の品質の種なしの果実が得られた。これらの結果は、約1年間保存した部分不活化花粉を用いた場合も同じあった。現行の種なしスイカの生産方式...
嘉見大助, 菊地貴, 杉山慶太, 鈴木卓
低温生物工学会誌   56(1) 97-102   2010年3月
The objective of this study was to establish a cryopreservation protocol for shoot apices of cranberry (Vaccinium macrocarpon Ait. cv. Early Black) and highbush blueberryn (V. corybossum L. cv. Rancoccas). Cryopreservation was carried out via enca...
川頭洋一, 杉山慶太, 野口裕司, 小島昭夫, 坂田好輝, 藤野雅丈, 由比進, 片岡園
野菜茶業研究所研究報告   (9) 125-136   2010年2月
1)'フユヒカリ'は,レタスビッグベイン病抵抗性素材'Thompson'と罹病性の市販品種'シスコ'との交雑後代から選抜と自殖を繰り返し,F6世代でレタス安濃2号と地方系統名を付し,その後自殖により世代を進めた固定系統である。2)'フユヒカリ'はレタスビッグベイン病の病原ウイルス(MLBVV)には感染するが,抵抗性品種'ロジック'よりも強い抵抗性を示す。3)'フユヒカリ'は低温伸長性に優れ,収量および球の品質は'ロジック'と同等であり,秋まき厳寒期どり用の代表品種'シスコ'よりも収量が多い...
室 崇人, 野口 裕司, 森下 昌三, 伊藤 喜三男, 杉山 慶太, 近藤 友宏, 榑沼 安壽彦, 大野 幸宏
北海道農業研究センター研究報告   (192) 25-32   2010年2月
「クエルリッチ」は雄性可稔系統「SRG-12」を花粉親に、雄性不稔系統「NOR-1A」を種子親にした交配組合せより育成された赤タマネギF1品種であり、2008年に品種登録された(第17105号)。「クエルリッチ」は、花粉親「SRG-12」を保有する独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構と種子親「NOR-1A」を保有する(株)日本農林社との共同育成品種である。「クエルリッチ」は中晩生の品種で、収量性は主要品種「スーパー北もみじ」と比べ2割程度少ない。しかし、赤タマネギ品種「くれない」との...
杉山 慶太, 阿久津 雅子
園芸学研究   9(3) 319-324   2010年
スイカの部分不活化花粉を用いた開花前日の午前中の受粉においては結実率が低かったが,午後からの結実率は急激に上昇し,開花当日の受粉と同程度となった.開花前日の午後に部分不活化花粉を受粉して作出した種なし果実は,いずれの受粉時刻でも開花当日に受粉した種なし果実と同程度の果重であり,果形,果皮の厚さ,果肉色,Brix,果肉硬度およびしいなの程度とも対照区とほぼ同程度の品質の種なしの果実が得られた.これらの結果は,約1年間保存した部分不活化花粉を用いた場合も同じあった.現行の種なしスイカの生産方式...
Akutsu Masako, Sugiyama Keita
SCIENTIA HORTICULTURAE   121(2) 182-185   2009年6月   [査読有り]
杉山充啓, 杉山慶太, 森下昌三, 小原隆由, 齊藤猛雄, 吉田建実, 岩永喜裕, 菅野紹雄, 坂田好輝
野菜茶業研究所研究報告   (8) 101-107   2009年3月
1)'すいか中間母本農1号'は,雌花着生数がやや多い'北京系C'を雌花着生数の多い野生スイカRed Seeded 3bに交雑後,わが国の市販品種'富士光TR',固定品種'都3号'に交雑し,選抜を繰り返して育成した多両性花性を有する固定系統であり,2008年に品種登録出願された。2)'すいか中間母本農1号'の両性花着生数は,多雌花性の育種素材Red Seeded 3bの雌花着生数より多く,'竜宝'および'富士光TR'の雌花着生数に比べ,2倍以上である。'すいか中間母本農1号'の両性花開花間隔...
杉山 慶太, 森下 昌三, 野口 裕司
北海道農業研究センター研究報告   (190) 1-19   2009年3月
「TC2A」は、渡辺採種場育成の「BHA」と北農研育成系統の「北海1号」を交配して得られたF1品種であり、2006年に北海道の優良品種に採用され、2007年に品種登録出願(第19817号)された。「TC2A」の特性は、主要品種の「えびす」と比較して以下の通りである。1. 主枝は13節前後までは節間が詰まり、短節間性の草型を示す。しかし、それ以降は徐々に伸長して普通草型となる。また、側枝の発生は少ない。低節位の節間長は高温度条件下で伸長しやすくなる。2. 雌花と雄花の開花は早く、果実は株もと...
Akutsu Masako, Sugiyama Keita
EUPHYTICA   164(2) 303-308   2008年11月   [査読有り]
Ogata Tsuneo, Takeichi Tomoya, Matsunaga Kazunori, Hasegawa Kojiro, Yamane Shinzo, Sugiyama Keita
SCIENTIA HORTICULTURAE   116(2) 180-185   2008年4月   [査読有り]
坂田好輝, 森下昌三, 北谷恵美, 杉山充啓, 小原隆由, 杉山慶太, 小島昭夫
園芸学研究   7(2) 173-179 (J-STAGE)-179   2008年
高温期(26℃以上)だけでなく,比較的低温期(20℃)においても安定したうどんこ病抵抗性を有する'きゅうり中間母本農5号'を育成した.これは雑草キュウリCS-PMR1,'シャープ1'(埼玉原種育成会(株))および'Rira'(Enza Zaden BV,オランダ)の交雑後代である.本系統のうどんこ病抵抗性は,2対の遺伝子,すなわち1対の主要な劣性遺伝子と,低温下での抵抗性を高める働きをする不完全優性遺伝子,によると推定される.<br> 'きゅうり中間母本農5号'の果実特性は以下の通りであっ...
永田 雅靖, 野口 裕司, 伊藤 秀和, 今西 俊介, 杉山 慶太
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology   54(7) 351-355   2007年7月
普通種ニンジンおよび金時ニンジンのアセトン抽出液に含まれるα-カロテン,β-カロテンおよびリコペンの濃度を簡易に推定できる方法を開発した.この方法は,それぞれの色素の可視吸収スペクトルの違いを利用している.各色素の濃度は443,475,492,505nmの吸光度,即ちA443A475A492A505から計算される.色素濃度の計算式,予測値と実...
杉山慶太, 森下昌三, 岩永喜裕, 坂田好輝, 菅野紹雄, 杉山充啓, 吉田建実, 斉藤猛雄
野菜茶業研究所研究報告   (2) 9-21   2003年3月
スイカ新品種'姫しずか'は,'久留米1号'を花粉親,'久留米2号'を種子親としたF1であり,2001年9月'スイカ農林交1号'として農林登録された。草勢,葉の大きさ,茎の太さなどは中位で,'紅こだま'や'マダーボール'と比べ,形態的に大きな差はないが,着果性が安定して高く,栽培は容易である。果実は小玉スイカとしてはやや大きく,また,圃場裂果が少ないため,収量性に優れる。成熟日数は'紅こだま'よりやや晩い。果形は球形で,果皮色は緑,鮮明な縞が入り,果実外観は優れる。果皮は薄く硬い。果肉は赤色...
杉山慶太
野菜・茶業試験場研究報告   (16) 265-310   2001年3月
ウリ科野菜の中でも,スイカ(Citrullus lanatus (Thunb.) Matsum. et Nakai)はメロンやキュウリ等に比べて雌花の着生が著しく少なく,温度および日長などの環境条件,施肥等の条件により雌花の着生が左右されやすい.そのためスイカ栽培では,受粉作業に多くの時間を要している.スイカの果実品質を高めるためには,適切な時期に着果させることが重要であり,雌花が安定的に着生することが望ましい.雌花着生数が多いという遺伝特性を持った品種が作出されれば,目標とした節位内に着...
杉山 慶太, 森下 昌三
園芸学会雑誌   69(6) 684-689   2000年11月
野生スイカおよび国内外のスイカ品種を用いて, 軟X線照射花粉を利用して作出した二倍性種なしスイカのしいな数としいなの大きさについて品種間差異, および果実品質について調査した.また, 軟X線照射線量が花粉の発芽率に及ぼす影響についても調査した.軟X線照射線量が高くなるに従って花粉発芽率が低下したが, 2000Gyまでは無照射花粉の発芽率との間に有意な差はなく, また花粉管は胚嚢に到達していることが確認された.軟X線照射花粉を利用した種なしスイカのしいな数およびしいなの大きさには, 明らかな...
杉山慶太, 菅野紹雄, 森下昌三, 岩永喜裕
園芸学会雑誌   68(1) 108-116   1999年1月
耐裂果性スイカの果皮特性を明らかにすることを目的として, 果皮の硬い品種と柔らかい品種の果皮の組織・細胞構造を調査した.また, 果皮の柔らかい栽培品種'紅こだま', 果皮の硬さが中程度の品種'嘉宝', アフリカ西部から導入した野生種で果皮の硬い系統'Africa 22857'など, およびその交雑後代を材料として果皮の硬さの遺伝と組織・細胞構造との関係を調べた.1. 果皮の硬い品種, F_2, BC_1個体は, 果皮の柔らかい品種, F_2, BC_1個体に比べて緑色組織が厚い傾向があった...
杉山 慶太, 菅野 紹雄, 森下 昌三
園芸学会雑誌   67(2) 185-189   1998年3月
多雌花性のスイカを幼苗期に選抜するために、STS(チオ硫酸銀)を利用した簡易な検定法を検討した.1) 子葉展開期、本葉1枚展開期に3&acd;6mMのSTSを葉面散布(約2ml/株)することにより、第1雌花着生節位が無処理区よりも低下した.子葉展開期での処理がより効果が高く、無処理区に比べ平均約2節低下し、その結果第1雌花着生節位の低い系統では4節位から雌花が着生した。雌花着生数の多い品種ほどSTS処理によって第1雌花着生節位が下がる傾向が認められた。2) 雌花着生数の多い品種と少ない品種...
本間 義之, 杉山 慶太, 大澤 勝次
育種学雑誌   41(4) 543-551   1991年12月
メロンでは,子葉あるいは本葉からのカルスを経由した個体の再生について幾つか報告が有るものの,プロトプラストや不定胚からの再分化系はまだ十分確立されていない.再分化個体を安定的かつ大量に得ることを目的として,固形培地上で完熟種子から不定胚を誘導する方法を開発し,再分化率の向上を試みた.完熟種子を種々な形に切って固形培地上で不定胚を誘導し,不定胚を形成しやすい部位を特定した.また,最も効率的な切片の形を検討した.不定胚は子葉と胚軸の境目付近を切断した場合に,切断面の周辺から多く形成された.培養...
本間 義之, 杉山 慶太, 大澤 勝次
育種学雑誌   41(4) 543-551   1991年
メロンでは,子葉あるいは本葉からのカルスを経由した個体の再生について幾つか報告が有るものの,プロトプラストや不定胚からの再分化系はまだ十分確立されていない.再分化個体を安定的かつ大量に得ることを目的として,固形培地上で完熟種子から不定胚を誘導する方法を開発し,再分化率の向上を試みた.完熟種子を種々な形に切って固形培地上で不定胚を誘導し,不定胚を形成しやすい部位を特定した.また,最も効率的な切片の形を検討した.不定胚は子葉と胚軸の境目付近を切断した場合に,切断面の周辺から多く形成された.培養...
杉山慶太
Acta Horticulturae,   1127 415-419   [査読有り]