新型炉・高速炉の研究開発に関する知識探索基盤の開発
2023年度人工知能学会全国大会(第37回)
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- 開催年月日
- 2023年6月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 熊本
- 国・地域
- 日本
新型炉・高速炉の研究開発は長期に亘るプロジェクトであり、その間に蓄積された資料、データ、技術者の経験は、貴重な知的資源である。現在、初期のプロジェクト参画者が退職となってきており、知的資源の次世代への継承が重要な課題となっている。実際に新規のプロジェクト参画者がいた場合、関係しそうな資料やデータを検索し、さらに不足する知識を再検索するといった知識構築が必要となる。この知識構築を支援するため、知識の関係性を構造化したオントロジーを用いた知識探索基盤を開発する。新型炉・高速炉の知識は多分野にわたるため、オントロジーの構築は各分野の専門家の確認が伴うたいへんな作業となる。今回は新型炉・高速炉開発のオントロジー開発に向けて、高速炉の基本設計段階での技術検討書の種類を構造化し、オントロジーを試作した。さらにこのオントロジーにインスタンスを付与し、RDFデータを作成した。このRDFデータを用いることで、知識の関係性を利用した検索や、可視化したナレッジグラフによる知識探索が可能となった。本発表では試作したオントロジーやRDFデータの紹介と今後の知識探索基盤開発の課題について報告する。