2015年4月 - 2017年3月
膠原病四肢潰瘍に対する新しい血管・組織再生治療の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
膠原病難治性潰瘍に対する新しい治療法として細胞移植再生治療が注目されている。自己の骨髄・血液から得た幹細胞移植による臨床試験が実施され一定の有効性が報告されているが、膠原病患者自体の血管幹細胞(EPC)数の減少や機能低下が報告されより効果的な細胞治療の開発が望まれる。
我々はEPCの質と量を改善する新たな培養法(無血清生体外培養増幅法:QQc)を開発した。膠原病マウスや膠原病患者の末梢血単核細胞に対するQQcの有効性を検証すると、EPCの割合は約3~10倍、血管再生能力は約10~15倍に改善した。この新たな培養法を用いた幹細胞移植を膠原病難治性潰瘍患者に対する新しい細胞治療法として期待する。
我々はEPCの質と量を改善する新たな培養法(無血清生体外培養増幅法:QQc)を開発した。膠原病マウスや膠原病患者の末梢血単核細胞に対するQQcの有効性を検証すると、EPCの割合は約3~10倍、血管再生能力は約10~15倍に改善した。この新たな培養法を用いた幹細胞移植を膠原病難治性潰瘍患者に対する新しい細胞治療法として期待する。
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- 課題番号 : 15K20326
- 体系的課題番号 : JP15K20326