2018年11月
【Biliary access大辞典】経乳頭的biliary access カニュレーションテクニック ESTナイフを用いたカニュレーションテクニック
胆と膵
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- 巻
- 39
- 号
- 臨増特大
- 開始ページ
- 975
- 終了ページ
- 980
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 医学図書出版(株)
ESTナイフを用いたカニュレーションは、極端な見下ろしや見上げなど、乳頭の位置が通常のカテーテルでは挿管困難な位置にくる場合や、術後や腫瘍の浸潤のために消化管が固定され、スコープの動きが制限される場合に有用である。ESTナイフのスペックは、ブレードまでの先端長、ブレードの長さによってさまざまである。ブレード長については、基本的にブレードを鉗子口から完全に出した状態で操作するため、長くないほうが乳頭との距離を離さずにすむが、逆にあまりに短いとESTが困難となるのでバランスのとれたものを使用するとよい。造影法による挿管、wire-guidedによる挿管、両者を組み合わせての挿管、さまざまな方法があるが、カテーテルの向きを胆管軸に合わせるという基本的な部分は造影法と同様であるが、ESTナイフをカテーテルとして使用する独自のポイントもおさえておかなければならない。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0388-9408
- 医中誌Web ID : 2019051149