2018年
心臓外科手術による骨格筋指数の変化と術後歩行自立日数に関連する因子について
心臓リハビリテーション
- 巻
- 24
- 号
- 3,4
- 開始ページ
- 243
- 終了ページ
- 247
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (NPO)日本心臓リハビリテーション学会
【目的】心臓外科手術患者の手術前と退院時の筋肉量の変化を明らかにすること、手術後の歩行自立日数に与える関連要因について、手術前の筋肉量を含めた医学的データから明らかにすること。【方法】対象は心臓外科手術を施行され、手術前と退院時に体組成を測定した患者86名。手術前と退院時の骨格筋指数(SMI)を比較した。従属変数を歩行自立日数、独立変数を年齢、手術前SMI、手術時間、4m歩行速度、%肺活量、握力、クレアチニン、左室駆出率として、ステップワイズ法による重回帰分析を行い、歩行自立日数と関連のある独立変数を求めた。【結果】退院前SMIは、手術前SMIと比べ有意に低下していた。歩行自立日数と関連のある独立変数として、手術時間と術前SMIが選択された。【結論】SMIは退院時に低下することが明らかとなった。手術前の筋肉量が手術後の歩行自立日数に関連していることが明らかとなった。(著者抄録)
- ID情報
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- 医中誌Web ID : 2019295792