AI・共著者設定について

 

AIによる業績情報の自動登録・更新機能

researchmapでは、様々な外部の論文データベースに収録されている情報を基に、
AIがresearchmap上の研究者の業績情報に論文情報の自動登録(以下、割り当て処理)や自動更新(以下、名寄せ処理)を実施します。

※AIが割り当て・名寄せ処理を行った業績情報は、今後、機関担当者からのインポート処理による更新および
 APIによる更新ができなくなります。

 

【AIによる業績情報の割り当て・名寄せ処理】

・AIによる割り当て処理とは
 研究者の氏名を中心とした登録情報と、論文の著者名を中心とした書誌情報のマッチングを行い、
 研究者が執筆した論文である「確からしさ」を数値化します。
 この数値が高いものを、研究者の業績として新規登録(割り当て処理)を行います。

 

・AIによる名寄せ処理とは
 研究者が登録している業績の書誌情報と、論文の書誌情報のマッチングを行い、
 登録業績と論文が同一である「確からしさ」を数値化します。
 この数値が高いものを、同一業績であるとして登録情報の補完(名寄せ処理)を行います。
 AIによる名寄せ処理を行うことで、手入力で登録されたデータの表記揺れや入力ミス、またDOI等のID類が補完されます。

【名寄せ処理の仕様について】

名寄せ処理は、基本的にAIが名寄せ処理に使用する情報源の業績情報(AIのデータ)を基にして、
現在研究者が登録している業績情報(研究者のデータ)を補完する形で登録を行います。(AIのデータが優先される)

また、AIのデータに研究者のデータを統合する際、(日本語)欄に英語のテキストが入力されている業績は、
補完は行われず、(日本語)欄は空になります。

 

・AIが割り当て処理・名寄せ処理に使用する情報源
 AI稼働当初はWeb of Scienceのデータから順次処理を行っていきます。
 その他のデータベースの情報も処理を行ってまいります。
 稼働時期については順次お知らせいたします。
 また並行して、researchmap内部の他の研究者の登録業績を基にした割り当て処理・名寄せ処理も稼働します。

 

・反映のタイミングについて
 研究者の権限設定にある「AIによる反映」の設定状態に依存します。
 詳しくは「 研究者情報の編集等に関わる権限設定」を参照してください。

参考:利用者マニュアル [研究者情報の編集等に係る権限設定

 

共著者設定による業績情報の自動登録

新たに「共著者設定」機能が追加されました。
よく共同研究される研究者を共著者として設定しておくことで、業績情報が自動登録されます。
 

・共著者設定による自動登録機能の仕組みについて
よく共同研究および共著される研究者を「共著者」に設定すると、設定した研究者の業績情報の中から、
著者に自身の氏名が入力されている業績を抽出し、登録業績のマッチングを行います。
そのうち、自身の登録業績に存在しない業績があった場合には、自動登録が行われます。
また、マッチングした登録業績のうち、共著者に設定した研究者の業績の方がより詳しく登録されていた場合、
業績情報の補完が行われます。