基本情報

所属
京都大学 大学院医学研究科 特任講師

研究者番号
60812766
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0001-9622-5367
J-GLOBAL ID
202001000606481280
researchmap会員ID
R000004619

外部リンク

大学3年生の時、北海道大学足立伸次先生の研究室でインターンシップをした。 先輩と一緒にチョウザメの受精卵の卵裂から孵化までの過程を観察して(キャビアもたくさん食べたが)、発生生物学の不思議さと美しさにとても興味を持つようになった。 卒業論文と修士の論文(魚類の脳の性決定と生殖腺の性決定の順序の研究)を終えた後、CRISPER/CAS9がまだなかったため(自分の理論を検証するのは極めて難しい)、魚類をモデル生物として使うことをあきらめた。
 
博士課程では、相賀裕美子先生のもとでマウスの遺伝子を研究した。 私は主に生殖細胞の性決定について研究していたが、相賀研では肺や心臓、体節など、さまざまな異なる研究しているチームがあった。 そこで、ある組織や臓器に焦点を当てるのではなく、系統的に発生を研究することの重要性を理解していた。ポスドク時代、松崎文雄先生の研究室では、マウスの神経幹細胞の運命決定と大脳皮質の発生について研究していた。
 
現在、私の研究テーマは時間である。 生物にはそれぞれ固有の時間があり、発生にかかる時間も違えば、寿命も違う。 生物学的な時間は何によって決まるのか? この疑問は常に生物学者を悩ませてきたが、シーケンスの技術が進み、あらゆる新技術が登場した最近になって、この疑問に答えることができるようになった。 私は、異なる発生時期を持つマウス、フェレット、ヒトの大脳皮質をモデルとして用い、発生過程における時間的スケーリング機構の研究である。(大脳皮質の発生は基本的に同じで、深層ニューロン、表層ニューロン、グリアの順に産生するが、かかる時間は大きく異なる)。 このテーマでは、動物の発生時間を表すことができるクロックを見つけるだけでなく、発生時間の違いが器官の複雑さに影響を与えるかどうかを明らかにしたい。 もうひとつのトピックは、加齢による翻訳メカニズムの変化が神経幹細胞の運命に及ぼす影響である。加えて、発生期間の長さは寿命の長さも相関するようで、両者に関連性があるのかどうかも熟慮すべき問題である。
 
大学三年级时,我曾在北海道大学足立伸次老师的实验室实习。我和学长们一起观察了受精鲟鱼卵从卵裂到孵化的过程(当然还吃了很多鱼子酱),对发育生物学的神奇和美丽产生了浓厚的兴趣。在完成毕业论文和硕士论文(关于鱼类大脑和性腺的性别决定序列)后,因为当时还没有CRISPER/CAS9,我认识到不能简单编辑基因组来验证自己的理论,我放弃了将鱼类作为模式生物。
 
博士期间,我师从相贺由美子(国立遗传研究所)博士研究小鼠基因。我主要研究生殖细胞的性别决定,但在相贺实验室里,有许多不同的团队在研究肺、心脏和体节等不同的对象。因此,我明白了系统研究发育的重要性,而不是专注于一个组织或器官。
 
博士后期间到现在,我在松崎文雄博士(理化学研究所)的实验室研究神经干细胞的命运决定和大脑皮层的发育。现在我的研究主题是时间。每种生物都有自己的时间,他们的发育所需要的时间是不同的,寿命也是不一样。是什么决定了生物时间?这个问题一直困扰着生物学家,直到最近,随着DNA测序的发达和各种层出不穷的新技术,才使回答这个问题成为可能。我现在主要有两个研究主题,第一个是利用拥有不同发育时间的小鼠,雪貂和人类大脑皮层为模型,研究发育过程中的时间缩放机制。(大脑皮层的发育过程基本相同,都是以产生深层神经,表层神经和胶质细胞的顺序,但所要时间差别很大)。通过这个课题,我不仅想找到能够表示动物发育时间的时钟,而且还想知道发育时间的不同会不会对器官的复杂化产生影响。另外,一个课题就是老化过程中翻译机制的变化对神经干细胞的命运的影响。
此外,发育时间的长短似乎和寿命的长短有相关性,他们之间有没有什么联系,也是值得深思的问题。


学歴

  3

論文

  9

MISC

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  5