講演・口頭発表等

2017年

東京都における都市農業の立地形態の変容

日本地理学会発表要旨集
  • 飯塚 遼
  • ,
  • 菊地 俊夫

記述言語
日本語
会議種別

都市農業が置かれる状況は生産緑地法に代表される法制度、グローバル化や都市化の進展、あるいは安心・安全な食品を求める消費者の志向変化などの多様な要素により日々変化してきている。とくに1999年の食料・農業・農村基本法において都市農業が初めて振興対象として組み込まれたことや、都市農業の多面的機能に対する世間一般の認識向上を背景として、2000年代以降、自治体や農協、各民間団体を中心として都市における農業や農地の保全に関する動きが活発化してきた。さらに、2015年には都市農業振興基本法が制定されるなど都市農業に対する関心は確実に高まってきているといえるであろう。 しかし、そのような近年の都市農業保全の動きは、実際に都市農業の立地形態においてどのように現れてきているのであろうか。そこで、本研究では都市農業の立地形態の変容について地理学的な視点から整理することを目的とする。

リンク情報
URL
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005635799