2012年5月1日
CTを併用した脛骨遠位部関節内骨折の転位様式に関するX線学的検討
骨折
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 34
- 号
- 2
- 開始ページ
- 367
- 終了ページ
- 370
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (一社)日本骨折治療学会
脛骨遠位部骨折、とりわけpilon骨折は関節内骨折の中でも治療に難渋し未解決の多い骨折である。今回我々が経験したpilon骨折を単純X線とCTにて評価し、その特徴につき検討した。症例は66例で、17?89歳(平均55歳)である。AO分類でB1が6例、B2が5例、B3が9例、C1が8例、C2が10例、C3が21例であった。腓骨骨折の形態分類が内反変形22例、外反変形25例、intact 12例であった。腓骨骨折が外反変形・intactでは、内反変形よりCTによる評価でcoronal family fracturesのY-type、V-typeに分類されるものが多くみられた。本研究により、単純X線写真と関節面の骨折型、および腓骨骨折の有無が骨折の重傷度を評価する一助となり、今後の手術治療アプローチ選択、固定法選択に有用である可能性が示唆された。(著者抄録)
- ID情報
-
- ISSN : 0287-2285
- eISSN : 2434-6055
- 医中誌Web ID : 2012316653