2012年5月1日
3D-CADシステムを用いた鎖骨の三次元形状比較
骨折
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- 巻
- 34
- 号
- 2
- 開始ページ
- 265
- 終了ページ
- 268
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (一社)日本骨折治療学会
【目的】当院では骨折症例に対してCT画像をもとに健側鏡像の立体模型か実寸大の左右反転図を作成し、プレベンディングを行っている。この方法は骨の左右差が少ないことを前提としているが、どの程度骨の左右差があるかは不明であった。そこでCADソフトを用いてCT画像を三次元的に比較するシステムを構築し、プレベンディング法を最も利用している鎖骨を対象に左右差を検討した。【方法と対象】解剖実習で摘出した屍体の左右の鎖骨16対をCTで撮影し、CADソフトを用いて三次元的な左右差を検討した。【結果】骨幹部のカーブ形状に左右差は少なかったが、径の左右差は認められた。【考察】径の左右差はあるがカーブ形状に左右差はなかったため、鎖骨に関してプレベンディングは有用であると考えられた。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0287-2285
- eISSN : 2434-6055
- 医中誌Web ID : 2012316624