2011年9月1日
骨折治療への三次元実体模型の応用
骨折
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- 巻
- 33
- 号
- 3
- 開始ページ
- 738
- 終了ページ
- 742
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (一社)日本骨折治療学会
【目的】CT画像から作製された三次元実体模型が手術に利用されるようになった。しかし、発注が煩雑で作製時間が長いことが問題であった。当院では作製過程に医師が加わることで作業効率を改善し、骨折などの緊急症例に対応可能な院内発注システムを構築したので報告する。【方法】当院には三次元プリンターが設置されており、歯科技工士が実体模型を作製していた。医師がCTデータから領域抽出を行いDICOMデータとして保存したものを、作製期限を設けてデータを蓄積し、作製期限に間に合うように一度にまとめて作製するシステムを構築した。【結果】作業効率が改善され緊急作製に対応可能となった。2009年度は緊急作製を必要とした骨折症例7例で48時間以内にプレベンディング用の健側骨の左右反転模型を作製した。【結語】領域抽出と作製を分離することで作製効率が向上し、緊急症例に対応可能となった。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0287-2285
- eISSN : 2434-6055
- 医中誌Web ID : 2011354010