2021年4月 - 2024年3月
留学生と地域住民とのコミュニティ形成および社会的包摂を促す国際共修の実践研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究は、「国際共修」(末松ら,2019)に着目し、「留学生と地域住民とのコミュニティ形成を促す国際共修の教育的効果とその成功要因」の解明を目的としている。具体的には、大阪大学周辺にある2つの商店街での「インターンシップ実習」の授業(以下、本授業)を通して、①留学生と地域住民の交流が双方に与える教育的効果、②留学生と地域住民とのコミュニティ形成を促進する成功要因、③地域社会のインクルーシブな環境づくりの促進要因、について留学生と地域住民を対象とした面接調査を実施し、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を用いて解明する。さらにそこから、他の地域においても活用可能な要因を特定し、様々な文化的背景を持つ人々と地域住民との交流を促す国際共修モデルの提案を行う。
2021年度はその第一段階であり、①留学生と地域住民の交流が双方に与える教育的効果および②留学生と地域住民とのコミュニティ形成を促進する成功要因の解明のために、本授業の実践、文献調査、留学生および地域住民へのBEVIテストやインタビュー調査を実施した。現段階では、留学生と地域住民の交流が双方に与える教育的効果に関して、普段の生活では出会わない人との交流を通して、「多様な視点の獲得」や「将来設計への影響」が見られた。また、「大学教員と地域受け入れ担当者との密な連携を通したきめ細やかなサポート」や「地域における心理的安全性の構築」、「互いの個性や意見の尊重」が留学生と地域住民とのコミュニティ形成を促進する要因となっており、これが本授業の学びを高めていることが明らかとなった。今後は、学外で学ぶ意義に注目しながら分析を進める。
2021年度はその第一段階であり、①留学生と地域住民の交流が双方に与える教育的効果および②留学生と地域住民とのコミュニティ形成を促進する成功要因の解明のために、本授業の実践、文献調査、留学生および地域住民へのBEVIテストやインタビュー調査を実施した。現段階では、留学生と地域住民の交流が双方に与える教育的効果に関して、普段の生活では出会わない人との交流を通して、「多様な視点の獲得」や「将来設計への影響」が見られた。また、「大学教員と地域受け入れ担当者との密な連携を通したきめ細やかなサポート」や「地域における心理的安全性の構築」、「互いの個性や意見の尊重」が留学生と地域住民とのコミュニティ形成を促進する要因となっており、これが本授業の学びを高めていることが明らかとなった。今後は、学外で学ぶ意義に注目しながら分析を進める。
- ID情報
-
- 課題番号 : 21K13532
- 体系的課題番号 : JP21K13532
この研究課題の成果一覧
絞り込み
講演・口頭発表等
8-
国際教育夏季研究大会 (SIIEJ2023) 2023年7月21日 招待有り
-
CIEE Global Internship Conference (GIC) 2023 2023年6月21日 招待有り
-
International Internship Conference (IIC) 2023 2023年6月14日
-
NAFSA 2023 2003年6月1日
-
APAIE (Asia Pacific Association for International Education) 2023 2023年3月15日
-
第8回マツダ財団サロン「在留外国人支援と異文化交流」 2022年12月3日 招待有り
-
SEAADE (South East Asia Association for Dental Education) 2022 2022年11月26日
-
国際教育夏季研究大会 (SIIEJ2022) 2022年8月27日 招待有り