四万十帯日向層群における透水性割れ目の性状と発達過程の検討
日本応用地質学会平成27年度研究発表会
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- 開催年月日
- 2015年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 宇治
- 国・地域
- 日本
地下水の水みちとなる透水性割れ目の性状と発達過程について、付加体堆積岩における研究事例は非常に少ない。地層処分において、将来付加体がサイトの候補岩種となることも考えられる。この背景のもと、本研究では九州南部に分布する四万十帯日向層群で掘削されたボーリングコアを調査し、割れ目充填鉱物および割れ目周辺母岩中の変質鉱物の薄片観察, SEM観察, XRD分析, WDX分析を行った。その結果、付加体中の割れ目の性状、透水性割れ目、炭酸塩鉱物による自己シーリングの様子が明らかとなった。本報告では、付加体岩石中のそれらの性状について報告する。