IFMIF/EVEDAリチウム試験ループにおける高真空下リチウムターゲットの厚み変動計測
Plasma Conference 2014 (PLASMA 2014)
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- 開催年月日
- 2014年11月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 国・地域
- 日本
国際核融合材料照射施設(IFMIF)は、14MeV相当の中性子を用いた核融合炉候補材料の照射施設であり、現在開発中である。IFMIFでは、40MeV-250mAの重陽子ビームを、定格流速15m/s、厚み25mmの液体Li壁面噴流(Liターゲット)に入射させてLi(d,xn)反応により中性子を得る。Liターゲットの厚み変動は10$^{-3}$Paの真空下で$\pm$1mm以内に維持するよう要求される。本発表では、IFMIFの工学実証・工学設計活動(EVEDA)事業にて建設したEVEDAリチウム試験ループにて、上記要求値を満たすか確認するために、IFMIF条件となる真空度10$^{-3}$Pa、Li温度250$^{\circ}$C、ターゲット平均速度10$\sim$20m/sのもと、ターゲット厚みを計測した結果を報告する。計測の結果、平均流速15m/sでは、本試験で着目する重陽子ビーム照射中心位置にて、ターゲット厚みは計測時間60秒間の平均値で26.08mmであった。一方、時間変動に関しては、計測時間内での変動振幅の平均および最大は、同条件でそれぞれ0.26mm, 1.45mmであり、全計測波高のうち約99.7\%以上が設計要求値以内であった。したがって、リチウムターゲットは大変安定であり、ターゲットに要求される安定性を満足していることがわかった。