2016年4月 - 2019年3月
超音波セラノスティクスを実現するバブル製剤の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究でセラノスティクスバブル製剤の開発に成功した。それはDSPC:DSPG:DSPE-PEG2000(30:60:10(モル比))にパーフルオロプロパンガスを封入した平均粒径1~2μmのバブル製剤である。無菌製造法と室温保存できる凍結乾燥製剤化を確立した。
開発されたバブル製剤は、造影超音波による血流造影だけでなく、治療超音波照射によるオシレーションによって血管をオープニングさせ、薬物を送達できた。マウスの耳の毛細血管を用いたエバンスブルーの送達実験、甲状腺癌罹患犬に対するDOXILの送達実験から証明された。セラノスティクスバブル製剤の開発は世界でも本研究が最初である。
開発されたバブル製剤は、造影超音波による血流造影だけでなく、治療超音波照射によるオシレーションによって血管をオープニングさせ、薬物を送達できた。マウスの耳の毛細血管を用いたエバンスブルーの送達実験、甲状腺癌罹患犬に対するDOXILの送達実験から証明された。セラノスティクスバブル製剤の開発は世界でも本研究が最初である。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 16H03196
- 体系的課題番号 : JP16H03196