論文

2009年

ジアシルグリセロール単回摂取が食事脂質燃焼に及ぼす影響

薬理と治療
  • 斉藤慎一郎
  • ,
  • 小治健太郎
  • ,
  • 横山理佳
  • ,
  • 日比壮信
  • ,
  • 高瀬秀人
  • ,
  • 目黒真一
  • ,
  • 小林滋
  • ,
  • 時光一郎

37
5
開始ページ
423
終了ページ
431
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
ライフサイエンス出版(株)

背景 これまでの動物およびヒトに対する投与試験において、ジアシルグリセロール(diacylglycerol;DAG)油はトリアシルグリセロール(triacylglycerol;TAG)油と比較して食後それ自身が燃焼されやすいことが報告されており、これが体脂肪蓄積抑制効果の一機序として考えられている。本試験では、DAGまたはTAG油単回投与が同時に摂取した他の食事脂質の燃焼について及ぼす影響について検証した。方法 健常男性10名を対象に、二重盲検交叉試験を実施した。前日睡眠時のエネルギー代謝量(sleeping metabolic rate;SMR)に基づき平均で635.7±69.5kcal、DAGまたはTAG油量10.1±1.1g(平均値±標準偏差)を含む試験食(DAG食およびTAG食)を負荷した。DAG食およびTAG食の両方に食事脂質燃焼の指標として安定同位体13Cでラベルしたトリオレイン(13C-トリオレイン)を0.9g添加した。結果 DAGと同時に摂取した一般の食事脂質燃焼量の指標として、13C-トリオレインの代謝産物である13CO2の呼気への排出を解析した結果、TAG食と比較してDAG食で有意な増加が認められた。これまでの試験でDAGはそれ自身が燃焼しやすいことが示唆されているが、本結果は同時に摂取する食事脂質の燃焼も促進することが示唆された。一方、体全体のエネルギー代謝を示すヒューマンカロリーメーターの解析では、食後6時間のエネルギー消費量および呼吸商にTAG食とDAG食に有意差は認められなかった。食後血清トリグリセリド濃度はこれまでの成績同様TAG食と比較してDAG食後に有意に低下した。結論 以上の成績より、DAGは同時に摂取した他の油脂の燃焼も促進することが観察され、これがDAGの体脂肪蓄積抑制効果を支持していることが示唆された。(著者抄録)

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902287919947780
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2009&ichushi_jid=J01471&link_issn=&doc_id=20090611330006&doc_link_id=%2Fai6yrtyb%2F2009%2F003705%2F006%2F0423-0431%26dl%3D0&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fai6yrtyb%2F2009%2F003705%2F006%2F0423-0431%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 0386-3603
  • 医中誌Web ID : 2009243367
  • J-Global ID : 200902287919947780

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