2008年3月
「祭りと葬式を行き交う身体―奴振りを担う人々と葬祭業」
『国立歴史民俗博物館研究報告』
- 巻
- Vol.142
- 号
- 第142集
- 開始ページ
- 221
- 終了ページ
- 238pp
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 国立歴史民俗博物館
奴振りは、大名行列や祭礼行列など、華やかな場で供されるものと考えられがちであったが、明治期に大阪では、葬列に奴振りがあったことが知られていた。その背景は「大阪人の派手な気性」と説明されていたが、川上音二郎の葬儀の資料の再検討や、近世期の新出史料によって、僧列すなわち葬式に出仕する僧侶の供揃えであったことを明らかにし、近世以来の貴人の供揃えとして理解できることを明らかにした。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0286-7400
- CiNii Articles ID : 120005748652
- CiNii Books ID : AN00377607