1995年
短時間の高温感作によるブロイラーの体温調節性生理反応の変化と高温順化の効果
日本家禽会誌
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- 巻
- 32巻4号289-295
- 号
- 4
- 開始ページ
- 289
- 終了ページ
- 295
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2141/jpsa.32.289
- 出版者・発行元
- Japan Poultry Science Association
1. ブロイラーに対する連日短時間の高温感作による順化過程とその効果について,直腸温,脛部皮膚温,呼吸数,心拍数および熱産生量を生理指標にして検討した。<br>2. 環境温度22°で単飼ケージに飼育している約40日齢のブロイラーを用い,38°C3時間の連続7日間の感作を行なった結果,高温順化は呼吸数,直腸温および脛部皮膚温に認められた。呼吸数は2日以降,感作直後からの増加が早まり,直腸温と脛部皮膚温の上昇も早く大きくなった。しかし,感作7日の直腸温と脛部皮膚温の平衡レベルはやや低くなった。熱産生量と心拍数には特徴的な変化は認められなかった。<br>3. 高温経験鶏と未経験鶏に,41°C3時間の感作を行なった。その結果,経験鶏の呼吸数は早く増加したが,経験•未経験鶏とも直腸温と脛部皮膚温は同じように上昇し続け,順化効果は認められなかった。直腸温が44°Cを越えた個体の熱産生量は明らかに増加し,同時に増加していた呼吸数の減少と心拍数の増加を伴った。以上の結果から,単飼条件下では,高温経験の有無が熱死に影響する可能性は少ないものと思われた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2141/jpsa.32.289
- ISSN : 0029-0254
- CiNii Articles ID : 130003622724
- identifiers.cinii_nr_id : 9000239248799