1999年
アニマルモデルによるBLUP法を用いた豚の産子数の改良と遺伝的趨勢
日本養豚学会誌
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- 巻
- 36
- 号
- 3
- 開始ページ
- 111
- 終了ページ
- 116
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.5938/youton.36.111
- 出版者・発行元
- The Japanese Society of Swine Science
産子数の増加を改良目標としたランドレースの系統造成を1990年から1996年にかけて実施し, その改良効果を評価した。また, 交配時体重と産子数の関係を分析し, 産子数の改良における遺伝的評価法について検討した。<br>第2世代からアニマルモデルによるBLUP法を用いた産子数の選抜を行った結果, 産子数の表型値は第2世代の9.7頭から第5世代の10.8頭へと世代とともに増加した。最小自乗分散分析により産子数に及ぼす世代と交配時体重の効果を分析した結果, 交配時体重に対する産子数の回帰は有意で (P<0.05), 回帰係数は0.03頭/kgとなったが, 世代の効果は有意ではなかった。この結果に基づき, 遺伝的評価として, 世代を母数効果とした場合と, 世代と交配時体重を母数効果とした場合の産子数の遺伝的趨勢を求めたところ, 世代当たりの遺伝的改良量は前者が0.14頭, 後者が0.09頭となった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.5938/youton.36.111
- ISSN : 0913-882X
- CiNii Articles ID : 130004388781
- identifiers.cinii_nr_id : 9000239248799