2004年
海砂採取海域での浮遊砂濃度計測と輸送量算出
土木学会論文集
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- 巻
- 2004
- 号
- 769
- 開始ページ
- 35
- 終了ページ
- 42
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/jscej.2004.769_35
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
鉛直混合が盛んな瀬戸部では, 強流により海底から巻き上げられた浮遊砂が, 潮流により隣接した海域内に運搬され沈降する. この浮遊砂濃度を超音波ドップラー流速プロファイラー (ADCP) の音響強度から求めた後方散乱強度 (Sv) のにより推定し, さらに浮遊砂フラックス量について検討した. 調査は海砂の採取により砂堆が消滅した三原瀬戸海域で実施した. 初めにADCP計測と同時に, 採水により浮遊物質量 (SS) を測定した結果, ADCPのSvとSSとの関係には, 高い相関が認められた. 次にSv値からSS濃度に換算し, 往復流のみにより輸送されるSSフラックスを計算した. この結果, 三原瀬戸海域においてSSフラックスの収支は流入を示した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscej.2004.769_35
- ISSN : 0289-7806
- ISSN : 1882-7187
- CiNii Articles ID : 10013039997