2005年
英虞湾における鉛直混合強度の測定
海岸工学論文集
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- 巻
- 52
- 号
- 開始ページ
- 341
- 終了ページ
- 345
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/proce1989.52.341
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
英虞湾で夏季に鉛直混合強度の観測を行った. その結果, 鉛直方向の平均値でみると, 鉛直渦動拡散係数Kzの範囲は, 10-5-10-2m2/sであり, 湾口部で高く, 湾奥部では小さい値だった. また, 湾口部と湾奥部のエネルギー逸散率を比較したところ, やや湾口部が高い程度であった. しかし, 成層強度を示すバイサラ周波数の二乗N2は, Kzが最大だった湾口部では10-7から10-4s-2であるのに対して, Kzが最小だった湾奥部では10-4から10-3s-2に集中しており, 湾奥部で成層強度が強いという結果が得られた.以上のことから, 湾奥部で強い成層が発達していたことが, 湾奥部でKzが小さかった原因と考えられた.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/proce1989.52.341
- ISSN : 0916-7897
- CiNii Articles ID : 130003991678
- identifiers.cinii_nr_id : 9000239248799