1999年
人由来腸管出血性大腸菌の分子疫学
日獣会誌, 52, 383-387, 1999
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- 巻
- 52
- 号
- 6
- 開始ページ
- 383
- 終了ページ
- 387
- DOI
- 10.12935/jvma1951.52.383
- 出版者・発行元
- Japan Veterinary Medical Association
1996年に山口県で分離された人由来腸管出血性大腸菌27株について, 薬剤感受性試験, プラスミドプロファイルおよびパルスフィールドゲル電気泳動 (PFGE) 法による疫学的解析を行った.27株中3剤 (ABPC, SM, TC) 耐性菌が1株, TC耐性菌が1株, CP耐性菌が1株で, プラスミドプロファイルとPFGE法の組み合わせにより16パターンに分類され, 複数の制限酵素を用いての解析により, 菌株間の違いをより明確にできることが明らかとなった.PFGE型15パターンはさらに3グループに分類され, 大部分はPFGE型グループ1に属していたことから, 単一クローン由来菌がPFGE型変異を起こしながら広範囲に分布していることが示唆された.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.12935/jvma1951.52.383
- ISSN : 0446-6454
- CiNii Articles ID : 130003848276
- identifiers.cinii_nr_id : 9000239248799