共同研究・競争的資金等の研究課題

2012年4月 - 2016年3月

ワイヤロープの内部疲労損傷メカニズムの解明と寿命予測への応用

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
24561007
体系的課題番号
JP24561007
配分額
(総額)
5,330,000円
(直接経費)
4,100,000円
(間接経費)
1,230,000円

ワイヤロープの疲労破壊はこれまで表面素線が先行すると考えられていたが、IWRCロープでは、内部の素線が先行する場合のあることが明らかになっている。そこで、本研究では各種IWRCロープについてS字曲げ疲労試験を行うとともに、ワイヤロープ素線のフレッティング疲労試験を行った。その結果、フィラー形とウォリントンシール型ではどちらも内部の損傷が先行するが、その損傷形態には大きな違いがあることが明らかになった。またフレッティング疲労には、素線に作用する繰返し引張荷重の大きさよりも素線同士の圧縮力の方が大きな影響を及ぼすことが明らかになった。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-24561007
ID情報
  • 課題番号 : 24561007
  • 体系的課題番号 : JP24561007