MISC

筆頭著者
1987年4月

マトリックス型画像表示法による環境大気常時監視データの特徴抽出

大気学会誌
  • 横田達也

22
2
開始ページ
115
終了ページ
126
DOI
10.11298/taiki1978.22.115
出版者・発行元
Japan Society for Atmospheric Environment

環境大気常時監視データにおける時刻変動, 曜日変動, 季節変動等の周期的な変動構造に関する特徴を, データの適切なマトリヅクス型の配列表示により, 視覚的なパターンとして概括的に把握するための画像表示手法を提案した。<BR>ここではある値 (閾値) を用いてデータをいくつかの範囲に分割し, それらに明るさまたは適当な色を割り当てた。閾値としては, 環境基準等の特定の値またはデータの75%値と90%値を用いることを提案した。75%値と90%値を用いれば, データの変動の幅の大小によらず, 汚染質の高濃度の出現パターンに着目することができる。<BR>オキシダントと窒素酸化物を例にして, 1ヵ月間のデータの変動 (時刻変動, 曜日変動) の特徴把握のための手法を示し, 一酸化窒素と二酸化窒素を例にして, 二つの汚染質の1ヵ月間のデータの相互的な変動関係をカラー画像から把握するための手法を示した。また, 単一の汚染質の1年間のデータの変動 (季節変動, 曜日変動) と, 欠測の出現に関する特徴把握のための手法を提案し, それぞれの手法における有効性を例示した。<BR>また, 本手法による画像表示システムの構成法についての簡単な紹介を行った。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11298/taiki1978.22.115
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130003977959
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00215140850?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.11298/taiki1978.22.115
  • ISSN : 0386-7064
  • CiNii Articles ID : 130003977959

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