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2014年

福島県の森林土壌におけるセシウム137の垂直分布の経時変化

日本森林学会大会発表データベース
  • 金子 真司
  • 大貫 靖浩
  • 藤井 一至
  • 小野 賢二
  • 齊藤 哲
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  • 高橋 正通
  • 赤間 亮夫
  • 池田 重人
  • 三浦 覚
  • 小松 雅史
  • 平井 敬三
  • 志知 幸治
  • 橋本 昌司
  • 稲垣 善之
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開始ページ
396
終了ページ
396
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11519/jfsc.125.0_396
出版者・発行元
日本森林学会

福島県内の川内村、大玉村、只見町の森林8プロットにおける3年間の調査に基づき、、セシウム137(<sup>137Cs</sup>) 蓄積量(Bq/m<sup>2</sup>)の土壌中での垂直分布状況の経年変化を検討した。堆積有機物(O)層と土壌(0-5, 5-10, 10-15, 15-20cm)4層位を解析対象とした。いずれの試験地でも<sup>137</sup>Cs蓄積量はO層>土壌(0-5cm深)>土壌(5-20cm深)の順であり、土壌深度が増すにつれて<sup>137</sup>Cs蓄積量は指数関数的に低下していた。多くの試験地では、2011から2012年にかけてO層中の<sup>137</sup>Cs蓄積量が減少し、土壌(0-5cm深)の<sup>137</sup>Cs蓄積量が増加し、2012から2013年にかけてはO層と土壌(0-5cm深)の<sup>137</sup>Cs蓄積量はほとんど変化しなかった。ただし、一部のプロットでは2012から2013年にかけて土壌(0-5cm深)の137Cs蓄積量が減少していた。土壌(5-20cm深) の<sup>137</sup>Cs蓄積量は、O層と土壌(0-20cm深)の3.9~15.0%(2011年)、2.8~13.3%(2012年)、5.8~22.1%(2013年)であり、調査期間を通して多くの137CsがO層と土壌最表層に留まっていることが明らかになった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11519/jfsc.125.0_396
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005474358
ID情報
  • DOI : 10.11519/jfsc.125.0_396
  • CiNii Articles ID : 130005474358
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000002536611

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