2016年
エゾリンドウにおける塊茎の発達様式と株齢による花茎生産性の変動
園芸学研究
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- 巻
- 15
- 号
- 3
- 開始ページ
- 267
- 終了ページ
- 273
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2503/hrj.15.267
- 出版者・発行元
- 園芸学会
エゾリンドウの4年生株における切り花収量の減少要因を明らかにするため,2年生株から4年生株において,塊茎の発達過程と花茎の発生について調査した.2年生株から3年生株にかけて主塊茎の生育は旺盛になり,副塊茎の多くがこの時期に形成された.3年生株から4年生株にかけては,主塊茎の木化が進んで生育が緩慢になる一方で,副塊茎の発達が旺盛になった.株齢による花茎の発生は主塊茎と副塊茎で異なる傾向を示した.3年生株では,主塊茎からの花茎の発生が旺盛であった.これに対して,4年生株では,旺盛に発達する副塊茎からの花茎の発生が盛んになったものの,主塊茎からの花茎の発生が減少することにより,株全体の花茎発生が減少した.主塊茎の頂芽は栄養芽として存続し,側生器官である花茎と副塊茎を分化し続けた.従って,4年生株における主塊茎の発達の停滞は,無限成長性を維持したまま起こると考えられた.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2503/hrj.15.267
- ISSN : 1347-2658
- CiNii Articles ID : 130005266467
- CiNii Books ID : AA11608561