2002年
衝撃締固め工法に伴う発破音の性状と低周波音影響評価手法を用いた検討
騒音制御
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- 巻
- 26
- 号
- 5
- 開始ページ
- 341
- 終了ページ
- 350
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11372/souonseigyo1977.26.341
- 出版者・発行元
- The Institute of Noise Control Engineering of Japan
本論文は, 地下に埋設した爆薬の起爆によって地盤の液状化抵抗を大きくする工法である衝撃締固め工法に伴って発生する発破音の性状把握及び既往の低周波音影響評価手法による比較検討を行った。発破点近傍の音圧波形には起爆に伴って発破孔周辺の地盤が急速に上下動したことによる音圧上昇 (地盤衝撃音) が見られ, その後に発破孔からのガス噴出に伴う音圧上昇 (発破孔音等) が観測された。伝搬距離が増すと, 音圧波形の初期部分に地盤振動音が見られ, それに続いて到達する地盤衝撃音は急速に減衰し発破孔音等が顕著になる傾向がある。この発破音は10Hz以下の周波数成分が卓越する超低周波音である。低周波音に対する各種閾値及び苦情等に関する実測調査報告との比較検討を行い, 本工法の発破音に伴う建具などのがたつき発生や睡眠影響, 苦情発生の可能性に関して記述した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11372/souonseigyo1977.26.341
- ISSN : 0386-8761
- ISSN : 1883-7506
- CiNii Articles ID : 10009979272
- CiNii Books ID : AN00361298