2005年4月 - 2008年3月
生態系管理の順応的制御ルールに関する群集・空間生態学的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
- 配分額
-
- (総額)
- 12,500円
- (直接経費)
- 11,780円
- (間接経費)
- 720円
- 資金種別
- 競争的資金
単一種の管理を超えた、生態系管理の理論と手法の確立の為、生態系の将来予測を行う様々なモデルを開発した。白川博士は、空間分布個体数データを用いたスナメリの絶滅危惧種の個体群推定種法を開発した。牧野博士は、知床世界自然遺産地域の沿岸漁業管理の生態系アプローチの必要性と有効性、及び日本の漁業領域の特性を研究した。雨宮博士は、富栄養湖の復元理論を国際的な科学者のネットワークと共同で進展させた。小池博士は、GISを使った外来生物の空間分布の予測手法を開発した。松田博士は、従来までの最大持続可能漁業量理論を発展させた"最大持続可能生態系サービス"の概念を打ち出した。
我々は、順応的管理は生態系管理にとって全能の神ではないと認識しているが、生態系メカニズムとシステムを解明し、それぞれの生態系ごとに適した管理計画を作る必要性があると確信している。いくつかの新しい概念、すなわち、"海域保全地域"、"回廊"、"共同管理"及び
我々は、順応的管理は生態系管理にとって全能の神ではないと認識しているが、生態系メカニズムとシステムを解明し、それぞれの生態系ごとに適した管理計画を作る必要性があると確信している。いくつかの新しい概念、すなわち、"海域保全地域"、"回廊"、"共同管理"及び