2013年4月 - 2016年3月
抗体産生キャリアとして機能する金ナノ微粒子の抗原提示機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
- 課題番号
- 25650042
- 体系的課題番号
- JP25650042
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,160,000円
- (直接経費)
- 3,200,000円
- (間接経費)
- 960,000円
- 資金種別
- 競争的資金
生体内では、金ナノ粒子を起点として抗ハプテン抗体の産生が確認された。本研究から総合的に判断すると、低分子化合物は、金ナノ粒子とともに免疫原としてマクロファージや樹状細胞によって貪食され、還元状態にある細胞質において細胞内消化を経て、初期のエンドソーム、マルチベシクルボディーを経由して、エキソソームに内包される形で細胞外へと放出され、B細胞を活性化すると考えられる。樹状細胞から放出されるエキソソームにMHC分子は確認されているが、マクロファージからのエキソソームには、これまでのところ、MHC分子は検出されていない。免疫原情報を送達するエキソソームのB細胞に対する生理的役割と機能の解明が待たれる。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 25650042
- 体系的課題番号 : JP25650042