基本情報

所属
国立研究開発法人産業技術総合研究所 名誉リサーチャー
学位
工学博士(東京大学)

J-GLOBAL ID
200901045903399076
researchmap会員ID
0000045425

外部リンク

 1976年度より、東京大学生産技術研究所において大学院5年間コンピュータ画像処理の研究を行う。学位論文「繰返し演算による画像データの分割に関する研究」。その最初の成果により電子通信学会 昭和54年度(第42回)学術奨励賞を受賞。
 1981年度より、電子技術総合研究所にて画像処理・画像理解の研究に従事。画像処理用サブルーチンパッケージSPIDERの開発、画像処理用エキスパートシステム DIA-Expertの開発、学習型画像理解システムMIRACLE-IVの開発、画像理解のための動的モデルActive Net、遺伝的アルゴリズムの画像理解への応用等、画像処理の実用化を目指して、柔軟で頑健な手法の研究開発を一貫して行う。特に画像処理用エキスパートシステムの研究においては情報処理学会論文賞を受賞。1997より2002年までリアルワールドコンピューテリングの研究に従事し、適応ビジョンシステムの研究開発を行う。2001年の組織改編後は産業技術総合研究所知能システム研究部門において、適応ビジョンシステムの枠組みをヒューマンセンタードビジョンのコンセプトに広げ、知的ヒューマンインタフェース、高度ビデオサーベイランス、次世代知的監視システム等の研究に従事。
 2004年度より、人間の生活世界における実問題の解決に資する先端情報技術の創出と普及をミッションとして、情報処理研究部門、サイバーアシスト研究センター、知能システム研究部門の一部が統合した新研究部門「情報技術研究部門」の部門長就任。生活世界の具体的な意味内容に即して情報通信基盤技術と知能情報処理技術とを融合した研究開発を行い、生活世界の意味を情報コンテンツ化し、それを実問題に適用することで新たな意味や価値を創造し、人間の安心・安全・快適な生活に寄与する知的な情報技術を構築することを目標とする研究のリーダーとして研究部門を率いる。特に、2004年度から3年間、科振費重要課題解決型研究等の推進障害者の安全で快適な生活の支援技術の開発において、国立身体障害者リハビリテーションセンターと密接に連携し「重度障害者の自立移動を支援する技術の開発」のテーマで重度障害者が自立的に電動車いすを制御するためのヒューマンインタフェースおよび安全確保技術の開発を行う。


委員歴

  23

受賞

  13

論文

  107

MISC

  106

書籍等出版物

  14

担当経験のある科目(授業)

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  1

産業財産権

  16