2017年
スギ大径材から採材した枠組壁工法用構造用製材の等級と強度的性質
木材学会誌
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- 巻
- 63
- 号
- 6
- 開始ページ
- 282
- 終了ページ
- 290
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2488/jwrs.63.282
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本木材学会
<p>スギ大径材31本を用いて,206材あるいは306材のいずれかを1本の丸太から主として採材し,等級と強度的性質を検証することを目的とした。甲種枠組材としての等級区分の結果,両者とも特級が大部分を占めたが,306材の方がその割合は高かった。一方,強度的性質には両者の違いは概ねなかった。続いて,国際的に統一が図られている荷重条件が,強度的性質に及ぼす影響を調べた結果,見かけの曲げヤング係数は,日本農林規格に記された支点間距離による調整比で調整可能であると考えられた。一方,曲げ強度は,荷重点間距離が及ぼす影響は小さかった。また,曲げ強度の5%下限値は,206材,306材いずれも基準強度をやや下回った。最後に,大径材からの効率的な採材を目的として,1本の丸太から得られるヤング係数が甲種2級以上の本数について推定値と実測値とを比較した結果,両者は概ね一致し,その予測が可能であることがわかった。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2488/jwrs.63.282
- ISSN : 0021-4795
- eISSN : 1880-7577
- CiNii Articles ID : 130006230303
- identifiers.cinii_nr_id : 9000375897270
- Web of Science ID : WOS:000417006900003