2018年3月
千葉県勝浦市小羽戸地区のサワガニにおけるウェステルマン肺吸虫メタセルカリアの感染状況
衛生動物
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- 巻
- 69
- 号
- 1
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 5
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.7601/mez.69.1
- 出版者・発行元
- 日本衛生動物学会
1983年に千葉県大多喜町養老渓谷で採取したサワガニを生食してウェステルマン肺吸虫症に感染した4症例が報告された。その際、養老川のサワガニの調査が行われ、ウェステルマン肺吸虫2倍体型のメタセルカリアが確認された。また、1986年にKanazawa et al.は、養老川に加え、大多喜町内を流れるもう一つの主要河川である夷隅川でサワガニを採集して肺吸虫の検出を試み、両河川でメタセルカリアが確認され、全てウェステルマン肺吸虫の2倍体型であったことを報告した。今回、大多喜町に隣接する勝浦市小羽戸の夷隅川付近の水路でサワガニを採集し、検査を行った。その結果、Kanazawa et al.の報告よりもメタセルカリア寄生率が高く、採取したメタセルカリアの遺伝子解析を行ったところ、いずれもウェステルマン肺吸虫2倍体型と同定された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.7601/mez.69.1
- ISSN : 0424-7086
- 医中誌Web ID : 2018266479