2017年
富山県砺波平野における屋敷林の現状と課題
日本森林学会大会発表データベース
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- 巻
- 128
- 号
- 0
- 開始ページ
- 35
- 終了ページ
- 35
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11519/jfsc.128.0_35
- 出版者・発行元
- 日本森林学会
<p>富山県砺波平野には、個々の民家が散在して形成される国内でも有数の散村景観が広がっている。しかし、昭和30年代後半以降、散村を構成する屋敷林は、高度経済成長やエネルギー革命に伴う生活様式の変化、少子高齢化による労力・費用の増大、強風による倒木被害などが重なり、減少傾向にある。防風雪や環境問題への貢献等さまざまな機能を持つ屋敷林は生業と関わって形成された歴史的景観であり、自然との共生により成り立つ生活環境としても非常に価値があることから、今後も保全されることが望まれる。屋敷林を維持するためには、現状を正確に把握し、現在の減少要因や地域の特性に応じた対策を行っていくことが重要である。本研究では、約15年前に砺波平野全域で行われた屋敷林調査を踏まえた上で、砺波平野内で地理的条件の異なる4つの集落を選定し、屋敷林の外観調査および集落内での住民へのヒアリング・アンケート調査を行った。これらの結果を踏まえ、現在の屋敷林の分布状況や地域特性、2000年以降の屋敷林の減少要因、屋敷林に対する住民意識を明らかにし、長期的視点での保全に向けた方策の検討を行った。</p>
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- ID情報
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- DOI : 10.11519/jfsc.128.0_35
- CiNii Articles ID : 130007020743