2002年3月
イスラエル内政に関する多角的研究(平成13年度外務省委託研究報告書)
- 担当区分
- 共著
- 担当範囲
- イスラーム主義勢力と中東和平――「ハマース憲章」再考(pp. ⅷ,111 – 127)
- 出版者・発行元
- 日本国際問題研究所
- 記述言語
- 日本語
- 著書種別
- 調査報告書
古典的な防衛ジハード論を掲げるハマースがイスラエルとの和平も否定しないのはなぜか、という問いに答えるべく、ハマース憲章の文言を分析。その柔軟性・戦略性を指摘し、ハマースが防衛ジハードの義務に縛られた単なる「狂信者」の集団ではないことを明らかにした。また、アルカーイダの登場を受けて、紛争の直接当事者であるハマースがパレスチナ域外における「参戦」までは想定していなかった事実をも明らかにしている。