2014年 - 2015年
新しい指標セリウム同位体比を用いた後期更新世の日本海溶存酸素環境史の復元
文部科学省 科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究) 挑戦的萌芽研究
- 課題番号
- 26610166
- 体系的課題番号
- JP26610166
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 3,770,000円
- (直接経費)
- 2,900,000円
- (間接経費)
- 870,000円
- 資金種別
- 競争的資金
第四紀日本海は,溶存酸素に富む酸化的環境と酸素に乏しい還元的環境の間を繰り返し変動し,明色-暗色互層を堆積させてきた.本研究では,近年採取された日本海深海堆積物コアを対象に,微量元素組成分析を行って底層水の酸化還元度を復元し,酸化的と判断された層準における酸化環境の程度を,セリウム安定同位体比を用いて細分化することを試みた.微量元素分析の結果,酸化的環境と判別された明色層においてもセリウムを還元する程度には還元的であり,同位体比の分析検討には適さないことが判明した.今後,最終年度に採取したサンプルについて更に検討し,よりセリウム同位体比の検討に適したサンプルを特定して研究を進める予定である.
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 26610166
- 体系的課題番号 : JP26610166